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2005年05月07日

<尼崎脱線事故>悲しみと怒りの現場 シャッター押し続けて

 死者107人を出したJR福知山線の脱線事故から間もなく2週間を迎える。写真部員として取材を続けた私のレンズに映った光景は、快速電車がマンションに突っ込んだ先月25日から日ごとに姿を変えていった。大惨事の現場がまるでうそのように片づけられ、整理されていくなかで、私は死について思いを新たにした。【小関勉】
 大破した車両から、毛布に包まれ次々と運び出される遺体。消防士や機動隊員らが昼夜を徹して運ぶ担架を、私は何台撮っただろうか。疲れきった表情の救助隊員から、「何を撮ってるんだ」と言われながらも、この惨状を記録しなければと、シャッターを押し続けた。
 そして、車両の解体などが急ピッチで進むなか、花束を持って現場を訪れる遺族や知人たち。親せきを亡くした男性が、涙のあふれる目でJR職員を見据え、「命、返して」と言った時も、私はシャッターを押した。遺族にとって、愛する人の死は、にわかに受け入れられない。2人の女性が、突然の死を信じたくない気持ちを確かめるように、抱き合って泣く姿も撮った。
 かけがえのない人を奪われた遺族らがいつの日か、その死を現実のものとして受け止めれば、さらに深い悲しみが襲ってくるのではなかろうか。一方で、現場が整理され、時が流れれば、「乗客の死」や遺族らの悲しみは、過去へ過去へと押しやられていくような気もする。
 私はいま、遺族らの怒りや悲しみを写真で確かに伝え切れているか自信がない。ただ、ファインダーを通し、この事故に真摯(しんし)に向き合うことは今後も続くと思っている。
(毎日新聞) - 5月7日15時8分更新


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050507-00000056-mai-soci
posted by まとめ at 18:21| Comment(0) | TrackBack(1) | JR西日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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